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Jackie

「ジャッキー ファーストレディ最後の使命」 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館、2017.06.08.thu.17:35の回。 JFKの寝室 ケネディとジャクリーンの封印された「性」 クリストファー・アンダーソン著、徳間書房刊、1997年。 Jacqueline Kennedy: The Whit…
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ボブ・ディランという男

デイヴィッド・ドールトン著、菅野ヘッケル訳、シンコーエンタテイメント刊、2013年。 世に「ディラン本」と称されるもの多数あり、大体4つのパターンに分類できる。一つは関係者本。ディランのプライベートに直接関わった人の筆になるもの。代表的なものとしては若きディランに多大なる影響を与えたといわれるスージー・ロトロ著「グリニッジヴィレッ…
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上春樹著、文藝春秋刊、2013年。 (ネタバレ、じゃないと思うけどなあ) 村上春樹の長編はほとんど読んでいるけれども中でも好きな部類に入るんじゃないかなあと思う。この本はとても良く売れているからいちいち何かという人たちがいるけれどちょっとうるさい感じがする。僕は村上作品を豊富な知識を駆使して文学史的に評価しようとか隅々まで…
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ザビーナ・シュピールラインの悲劇

ザビーネ・リッヒェベッヒャー著、田中ひかる訳。 岩波書店、2009年刊。 もちろん「危険なメソッド('11)」である。 この映画を見なければ本書を手に取ることもなかった。ザビーナ・シュピールラインは1885年生まれ、ユングの最初の患者であり愛人、フロイトの弟子、そしてその2人に多大なインスピレーションを与えた女性精神分析家とし…
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亀裂/死の博物誌

「石原慎太郎の文学」第3巻 亀裂/死の博物誌 石原慎太郎氏が都知事を辞めて国政に打って出るという。 それについて僕は何もしらない。さて1961年発表「亀裂」は氏の長編第1作とある。その後の「刃鋼」「化石の森」と続く長編でも見られる特色である「ノンジャンル」というか「ミクストメディア」というかそういった趣向は本作でも炸裂している。…
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マイ・バック・ページ ある60年代の物語

川本三郎著、平凡社、2010年刊(1988年、河出書房新社より刊行されたものに加筆、訂正)。 とてもチャーミングな本だと思う。 変ないい方だがそれ以外に表現の仕様がない。この本を読んで本気で怒りだす人がいることは充分に理解できる。著者の加担した事件では何といっても人が一人死んでいる。それも行きずりの何の罪もない人がである。本書に…
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刃鋼

「石原慎太郎の文学」第1巻 刃鋼 本書の肝は主人公が悪びれないことに尽きる。 村上卓治はやくざの世界に身を置き悪事の限りを尽くすのだが本人はちっとも悪いと思っていない。あくまでも自己実現の手段に過ぎない。物事の良し悪しにあまり頓着しているようには見えない、というか悪いからいいのだくらいに思っている。人を殺めるとき彼はその人間に絆…
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化石の森

「石原慎太郎の文学」第二巻 化石の森 (ネタバレほぼなし※危ない時は伏せ字にするのでほぼ大丈夫。) 最初の100ページを読み進んでもそれがどういう物語なのかよく分からない。描写はとても執拗なのである。何が執拗かといえばすべてがである。季節感や情景、登場人物の感情の動き、具体的行動など様々な情報が綿密に描かれていく。主人公たち…
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処刑の部屋

「石原慎太郎の文学」第九巻 短篇集Ⅰ 太陽の季節/完全な遊戯 収録作品:灰色の教室/太陽の季節/冷たい顔/処刑の部屋/ヨットと少年/北壁/透きとおった時間/男だけ/若い獣/完全な遊戯/乾いた花/鱶女/ファンキー・ジャンプ/十八歳/密航 都政(渡世じゃないよ)についてはよく分からない。 石原慎太郎が原発推進派であり東京オ…
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人を殺すとはどういうことか

美達大和著、新潮社刊、2009年。 殺人を犯した長期服役囚の獄中記である。タイトルの印象から人が人を殺すに至る心の闇の深淵や人を殺したものにとって何が真の贖罪となり得るかといった実際に過ちを犯したものにしか到達し得ない境地みたいなものを期待すると完全に当てが外れる。本書の趣旨は全く別のところにある。これはひと言でいえば長期服役囚(…
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お兄ちゃん

倍賞千恵子著、廣済堂出版刊、1997年。 遅ればせながら寅さんを「研究」するものにとって避けては通れない一冊ではある。このズバリなタイトルこそが本書の性質を端的に表している。本書を読んでふと連想したのはローレン・バコールの自伝である。ふたつにはちょっとした共通点がある。 1. 著者が有名な女優である。 2. 彼女の愛した偉…
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おかしな男 渥美清

小林信彦著、新潮社刊、2000年。 本書は主に三つのことについて書かれている。 1. 渥美清という人について 2. 日本の喜劇界について(ライバルたち) 3. 「男はつらいよ」シリーズについて 晩年の渥美清の孤高ぶりをワイドショー・レベルで見聞きしていたと思う。だから本書を読んだときもああなるほどそうだったよなあと…
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ゴヤ 光と影

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影、上野・国立西洋美術館、2012.1.26.thu. : 今日のチケットもおまけ付き? : いや、このあいだで懲りたから。おまけの分チケット代が高いんだから同じことなんだよ。 : なるほどね。ゴヤ好きなんだっけ。 : そうだね、大分好き。 : へえ、どんなところが? : 基本的には写…
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テロルのすべて

樋口毅宏著、徳間書房刊、2011年。 この本を始めて手にとったときこれは理想的だと思った。 何といっても書籍がコンパクトである。持って歩くにも苦はないしこの中に「すべて」が書かれているのだからいうことはない。パラパラとめくってみた感じも読み易そうだし小難しい言葉のぎっしりと詰め込まれた専門書を読むくらいならこっちの方がお手軽でい…
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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

増田俊也著、新潮社刊、2011年。 男三人よれば特に格闘技好きでなくとも誰が最強かの話に花の咲く。もしくは最強の格闘技は何か。力士の体力は侮れないという人がいる。プロレスラーの身体の強靭さをいう人がいる。ボクシングのスピードをいう人がいる。組んでしまえば柔道が最強という人がいる。僕らの頃のヒーローは間違いなくアントニオ猪木だった。…
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遺体―震災、津波の果てに

石井光太著、新潮社刊、2011年。 まずこのあからさまな悲劇に圧倒される。遺体安置所が震災後の最も凄惨な場所のひとつだったことは間違いないだろう。確かに津波によって破壊された町の光景は凄まじい。まさにこの世のものとは思えない惨状である。うずたかく積み上げられた瓦礫の山はしかしそれがただの瓦礫であるのならその風景を「美」として捉える…
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雑司ヶ谷R.I.P.

樋口毅宏著、新潮社刊、2011年。 確かに猛毒には違いない。それは王様の耳からそっと注ぐ小さな瓶に入った毒薬だ。地下鉄に撒かれたような大量殺人を引き起こすようなそれとは少し違う。そこここに散りばめられた言葉の猛毒は読んでいて何回もドキリとさせられた。こんなこと書いていいのかなと思う瞬間もいくつかあった。しかしその毒が物語とシンクロ…
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困ってるひと

大野更紗著、ポプラ社刊、2011年。 世の中には困ってるひとが無数にいる。ひとりひとりの困り方は千差万別、困り具合も人それぞれである。また本書にもある通り現代は、僕のように特に困ってない人にとっても中々生きにくく難しい世界になりつつある。困っている人にとっては尚更であろう。一読してとても面白かった。面白かったというのは不謹慎な気も…
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民宿雪国

樋口毅宏著、祥伝社刊、2010年。 「オーラル・バイオグラフィ(?)」 世界的画家でありながら表舞台にはほとんど登場せず新潟県にある民宿雪国の主として謎めいた生涯を送った丹生雄武郎の波乱万丈の人生を描く。これは一種のオーラル・バイオグラフィとでもいうのだろうか。様々な資料や証言をパッチワークのように組み合わせて一人の人物…
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女は下着でつくられる

鴨居羊子コレクション1、鴨居羊子著、国書刊行会刊、2004年。 1. わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい('73) 2. わたしのものよ('91) どちらも自伝的エッセイで彼女の人となりがよく現れている。 鴨居さんは日本で初めてカラフルな女性下着をつくったデザイナーでスキャンティなども彼女の命名だという。また会…
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共犯者

山崎永幸著、新潮社刊、1999年。 1993年に発生した埼玉愛犬家連続殺人事件の実録本である。 本事件は当時散々マスコミに取り上げられたが犯人逮捕直後に阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生したために人々の話題からは急速に消えていったとされる。僕の記憶も相当おぼろげで本欄に記載した情報の全ては本書を読んで以降ネットなどから仕入れ…
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世界史の構造

柄谷行人著、岩波書店、2010年。 僕はもともと欠陥人間であるから足らないところは多いけれどもそれでも最も足らないのはやはり「歴史的な視点」と「イメージする力」なのではないかと思う。僕はほとんど歴史を学ばなかった。もちろん学ぶ機会はいくらもあったがそのつど拒絶してきたのだ。それほど深い理由があったわけではない。それは日本史であれば…
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ウディ・アレンの映画術(2)

WA:こんなふうに半年から一年かかって、これだけ多くの人間が関わり、衣装や俳優や脚本や演出や照明やその他諸々の事柄の芸術性がある程度まで調和することを求められる映画では、よほど運がいいとか、幸運な偶然が重なるとか、自分が圧倒的な天才か何かでなければ──まあ、そういうことはあんまりないだろうけどね──映画はみずから与えられた運命をたどり始…
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ウディ・アレンの映画術

エリック・ラックス著、井上一馬訳、清流出版刊、2010年。 ウディ・アレンが36年という長いスパンに渡って胸襟を開いてインタビューを受け自身の映画術について懇切丁寧に解説してくれるファン垂涎の書。本書を読んで分かるのは彼の自己認識の確かさ。彼は自分を偉大な映画監督だとは思っていない。そこそこの才能を持った働き者の映画作家だと思って…
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神的批評

大澤信亮著、新潮社刊、2010年。 食べるということの絶対的な暴力。 食べるということは獣や植物を殺すことでありヒトは食べなければ死んでしまうから生きるためには殺し続けなくてはいけない。これをただ単に人間も食物の連鎖からは逃れられないと片付けてしまっては身もフタもない。お母さんなら幼子を「豚さんも牛さんもあなたに食べられるために…
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美しい星

三島由紀夫著、2003年改訂版、新潮文庫。(1962年、新潮社刊。) 埼玉県飯能市に住む大杉家は一家4人揃って宇宙人である。 しかもそれぞれが火、水、木、金星人と出身がバラバラなのである。この家族はズッと自分たちを人間だと疑わず暮らしていたのだがある日、父・重一郎が空飛ぶ円盤を目撃して自分が宇宙人だったことを思い出し(!)て以来…
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後に残るもの

拝啓、広末涼子さま。 ご懐妊おめでとうございます。 この世にまたひとつ広末性遺伝子の出現を素直に喜びたいと思います。もともと広末さんは俳優をひとつの職業として捉えておりあくまでも女性としての自らの幸福を最優先させるというスタンスを貫いてらっしゃいました。俳優業はあくまでも生活の糧を得るための手段でありそれゆえに最高峰の技術の獲得…
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それでも、日本人は「戦争」を選んだ。

加藤陽子著、朝日出版社、2009年。 民主党の代表選が白熱しています。 コップの中の嵐と揶揄され日本のこの未曾有の経済危機の最中に何をのんびりチマチマした権力闘争をしているのだという批判が相次いでいます。内輪もめをしている間にも他にやるべきことはいくらでもあるだろうという訳です。しかしどうでしょう。どんなに安定していると思われる…
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日本のセックス

樋口毅宏著、双葉社、2010年。 まあ何というか人を食ったタイトルだ。 本書の読者はたいてい「雑司ヶ谷」も読んでる訳だし帯にもくだらないから面白いと書いてあるし、しかしそのつもりで読み始めるとちょっと面食らうかもしれない。最初の数ページですぐに分かるのは今回はかなりテイストが違うということ。前作は雑司ヶ谷という架空の街を舞台にし…
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あらゆる病気は治らない

塙正雄著、2009年、マガジン・マガジン刊。 名物医師とお馴染みの4人の論客(末井昭・秋山道男・南伸坊・上杉清文)との対談集。病気についてのあれこれをおもしろおかしく語っている。4名ともすでに60代になり身体のアチコチが痛んでいる。癌だったり糖尿だったり。本書を読むと癌の直し方にもいろいろあるんだなあとわかる。西洋医学ばかりじゃな…
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