痕跡という唄 アルバム・痕跡という唄の発売日が3/22に決定した。 これまでに、カセットテープ3本とライブ・ヴィデオを自主制作で発表しているが、CDは、今回が初めてだ。ライブハウスを開拓する時に、何かまとまった音源があった方がよかろうということで、レコーディングを始めた.。アドバイスをしてくれる人がいて、当初ベスト盤を予定していたが、書き溜めた楽曲… トラックバック:0 コメント:10 2006年02月28日 続きを読むread more
痕跡という日誌(9) ポロロ~ン、うーん、やっぱり相当狂っている。出ない音こそないが、激しく不協和音している。10年以上演奏も調律もしていないのだから当たり前なのだが。 久々の実家、彼がこのピアノの前に座るのは本当に久しぶりだ。友人の結婚披露宴の余興で演奏するために練習していた時以来だった。彼が人前でピアノを弾いたのは、後にも先にもその一度だけで、その時も… トラックバック:0 コメント:0 2006年02月11日 続きを読むread more
庭の犬 その家を訪れると、その犬はいつもそこにいる。自家用車が10台くらいは停められそうな広くて何もない庭の、ほぼ中央に犬小屋はポツンと建っている。柴犬か、それが混じった雑種だろうか。色は薄茶、太い尻尾がクルッと背中の方に反っている。犬の繋がれているロープは長く、庭の中であればどこへでもいけるようになっている。 その家への訪問は夜であることが… トラックバック:0 コメント:1 2006年02月07日 続きを読むread more
痕跡という日誌(8) CDジャケットなどの印刷物を安くあげるには、完全版下を入稿するのがいい。要するに後はそのまま印刷するだけになっているものを自分で作るわけだ。以前は、版下というと厚紙に写植や写真を糊で張り付けたりしたものだが、今は全部コンピュータだ。なんでもフォトショップとイラストレーターが必要だという。写真も一般的なjpegでは解像度が低いらしい。両者… トラックバック:1 コメント:0 2006年02月03日 続きを読むread more
痕跡という日誌(7) もう、へとへとだ。同じ唄を何度唄えばいいんだろう。彼は座り込んでしまった。どうしてもうまく唄えない。だいたい、繰り返し唄ったからといって本当に良くなるものだろうか?ここには彼の他には誰もいない。ミュージシャンもいない。OKをだすディレクターもいない。もちろん、機器を操作するオペレーターもいない。何人かのバンドで演奏するのであれば… トラックバック:1 コメント:3 2006年01月30日 続きを読むread more
痕跡という日誌(6) 近々電話します、とメールしてしまったので、彼はこの2、3日そのことを気にしていたが、今日はそうでもなさそうだ。もちろん電話してない。 アディオス・サンタマというギタリストがいる。アディオスは、彼のCDで少しギターを弾いている。二人は打ち合わせのほとんどをメールで行う。アディオスには独自のレコーディング・システムがあって、彼の音を聞きな… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月23日 続きを読むread more
海に降る雪 海に降る雪を見に海へいく。 雪は昨日の深夜から降り続いている。積雪は5cmくらい。しばらく雪の中を歩いたことなかったな。ブーツをズルズル引きずって雪を蹴散らして歩く、なんてことはしないもう子供じゃないから。ちょっと迷ったけど、やっぱり傘はさす。 海面からは湯気が立っていた。空は灰色の壁になっていた。壁の向こうには江ノ島が静かに眠… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月21日 続きを読むread more
痕跡という日誌(5) 音楽はどこから聞こえてくるのか。音楽は、ラジオから聞こえてくる。音楽はカフェの天井から吊された黒くて小さいスピーカーら聞こえてくる。音楽は、携帯電話から聞こえてくる。短い音楽がいくつもいくつも聞こえてくる。街は音楽で溢れている。音楽は君と僕の間から生まれる。ちょうど真ん中辺りから聞こえてくる。君の音楽と僕の音楽がデュエットをする。お互い… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月16日 続きを読むread more
痕跡という日誌(4) ついに、こんなところまで来てしまったのかと、初めてその自動車工場に足を踏み入れた時、彼はそう思った。彼には、いくつか工場経験があったが、ここはその終着地点のように思えた。自分がポンコツの機関車かなにかになったような気がした。 眼に見えるものなら何であれ比較的短時間で絵に描くことができるという自負があったが、ここは当てはまらない。… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月14日 続きを読むread more
痕跡という日誌(3) ある暮れの夜、彼は山坂さんと会った。横浜のライブハウスで少し飲んだ。二人は始め、いくつもの倦怠期を経験した老夫婦のように押し黙って、飲みかつ食い、ライブをみた。そして、ほどよく酒がまわってきた頃、新婚カップルが明けていくのを惜しむ夜のように熱く語り合った。ステージには、ギターやピアノの弾き語りをするアーティストが四人続けてでてきた。その… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月09日 続きを読むread more
寒川神社 下足串、これは太い。タレが洋風だな。やわらかい。硬いのもある。歯ごたえがあってこっちの方が美味しいか。いつまでクチャクチャやってるんだ、行儀悪い。飲み込んじゃえ。牛ステーキ串、名のある店のシェフが出店してるんだな。これ、このあいだ不味かったよ。同じ店?覚えてない。霜降りだって。前食べたのは味がなかったよ。硬かったし。別のとこで食べた… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月07日 続きを読むread more
痕跡という日誌(2) トモは、夏にやってきた。ギターを抱えて名古屋からやってきたのだ。二人は久々の再会を喜び合い、その足で江ノ島へ出かける。スタジオには入らなかった。 サイゼリアの駐車場に車を停め、船で江ノ島の裏側へまわる。磯を眺めたあと起伏の激しい島の道を頂上までくる頃には、二人とも汗だくで暑さでフラフラになっていた。 彼が、展望台に登ろうかと促す… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月07日 続きを読むread more
痕跡という日誌 彼は制作中のCDのジャケットに使用する写真を撮影するため海にでかける。スタッフは彼ひとりだけ、何から何まで手作りだ。 温和な気候、風もあまりない。ビーチまで歩いて8分の道のりを、カメラや撮影素材を両脇にかかえてトボトボいく。海水浴客が写ったら嫌だなあ、なんて二の足踏んでいるうちにこんなに寒くなってしまった。 さて、いい場所はあ… トラックバック:0 コメント:0 2006年01月03日 続きを読むread more