鞍馬山へ
: 義経が幼少期に修行したという鞍馬寺。
: 七条から京阪本線で出町柳、そこから叡山電鉄で鞍馬まで行ってあとは徒歩だね。
: 山を登るの?
: まあね。
: どれくらい?
: んー、どうかな?途中ケーブルカーがあるからそれに乗ればすぐじゃないかな?
: ふーん?雪はどうかしら?
: どーだろう?
: あ、電車きた。
: 特急って別料金なんだろうか?
: なんか豪華な車両ね。
: うーん、一本見送ろう。
: 特急は通常料金なんだって、でプレミアム車両は追加料金がかかるらしい。
: あの豪華なのはプレミアムだったのかあ。
: 特急に乗ればよかったわね。
: この電車にはいくらも乗らないけどね。
: ふーん?
: ここから叡山電鉄、30分くらいかな?
: うわあ、ラブラブ車両だ。
: これは・・・、窓向きにペアシートがズラリと並んでる。
: こんなの見たことない、まるでテーマパークの乗り物みたいだ。
: 展望列車「きらら」、詳しくはこちら→https://eizandensha.co.jp/about/kirara/
: ペアシート座りたかった?
: ううん。
: 朝食で出た蜜柑、持ってきたんだけど食べる?
: ううん、今はいい、後で。
: あ、しまった。
: どうしたの?
: 旅館にバレンタインチョコ忘れてきた、冷蔵庫に入れるときに忘れるなあって思ったんだよなあ。
: 味見はしたんでしょ?
: うん、一通り食べた。
: じゃあ、もういいわよ。
: まあねえ?あ、しまった。
: どうしたのよ?
: iPhoneの充電器も忘れてきた。
: あれま。
: コンセントが冷蔵庫の脇にしかなくてここに差したら忘れるなあって思ったんだよなあ。
: どーするのよ。
: まあ、家に帰れば予備のがあるしどっちでもいいんだけどね。
: それならいいけど、一応ホテルへ連絡しときなさいよ。
: そうだね。
: 鞍馬到着、山を登ったら雪国だ。
: けっこう積もってるわね、靴に浸みてこないかしら?
: 割と軽装だなあ。
: いってくれなくちゃ。
: ねえ、ケーブルカーはまだ?
: この階段の先じゃないかな?
: あ、あれかな?
: ねえ、ケーブルカーもう降りるの?
: そうだね、ここからまた山道だ。
: 意外に近かった。
: 足が冷たいわ。
: 雪が止まないなあ。
: ここのは狛犬じゃなくて虎なのよ。
: へえ?お線香あげようか。
: そうね、あ、この足、可愛い。
: ほんとだ。
: ここから貴船神社まで山歩きができるんだけどどうしようか?
: どれくらい?
: 1時間ちょっとかな?
: 山を歩かないとどういくの?
: 一旦鞍馬の駅まで降りて電車で貴船口まで戻って、そこからバスかな?
: うーん、どっちでもいいわよ。
: やっぱり止めとこう、思ったより雪が深いし止まないし。
: そうね、何か温かいものが食べたいわね。
: 駅の周辺に色々あったけど。
: おうどんを食べたいんだけどどこもお蕎麦を出すのよねえ?観光地はねえ?
: アレルギーがあるからなあ、同じお湯で湯がいたらお蕎麦を食べたの一緒になっちゃう。
: あ、あれは?鍋焼きうどん、あれだったら一鍋ごとに煮るからいいんじゃないの?
: ちょっと、聞いてみてよ。
: すみません、お蕎麦のアレルギーがあるんですけど鍋焼きうどんにはそば粉混じってないですよね。
「鍋焼きうどんは、うどんですよ。」
: 麺の保存にそば粉を使ってないですか?
「うちはそういうことしてません。」
: ああ、良かった、じゃあ鍋焼きうどん二つください。
「鍋焼きうどん、別釜でねー。」
: あれー、やっぱりいわないと同じ釜で茹でちゃうんだ。
: うわー、美味しそう。
: 本物のエビ天が2本も入ってる。
: 温まるわあ。
: 美味しいね。
: 後でお饅頭も食べようね。
: ショウケースに色々並んでいたね。
: 店内で食べるときは和菓子は抹茶とセットじゃないといけないのか。
「お食事をされた方は単品でいいんですよ。」
: あ、じゃあ、ひねったお餅2色ください。
「名物の牛若餅は食べなくていいの?」
: あ、じゃあ、それもください。
: どっちも美味しい、甘みがとてもさっぱりしているわ。
: 多聞堂さん、覚えておかなくちゃ。
: 気さくでいいオバチャンだったね。
: さて休憩したし、貴船神社へ行きますか。
(つづく)











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