ゴーン・ガール

画像109シネマズ湘南、2014.12.15.mon. 17:05の回。
109シネマズ湘南、2014.12.19.fri. 17:05の回。

監督: デヴィッド・フィンチャー
出演: ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ほか。



(ネタバレしてます。)



: 全然関係ないけどさ。
: 何?
: このあいだDVDで「SHAME -シェイム-('11)」を見たんだけどさ。
: スティーブ・マックィーンの?
: そう、黒い方の。
: 知ってるわよ、それで?
: 僕は結局こういう映画が好きなんだなって思った。
: へえ、それで?
: いや、それだけ。
: 何よ。
: だから関係ないっていったろ?
: ふーん。

: これは・・・2度見たわけだけど。
: 2度目の方が面白かった。
: そうね。
: ミステリーの場合、小説を読んでいる時もそうなんだけどどうしても先を早く知りたくて今目の前で起
  こっていることを良く味わえないというか。
: 小説ならわかるけど、映画の場合は時間が決められてるから・・・
: そうだね、だからなんというかやっぱり台詞中心に見てしまう、あとあとの伏線になりそうなキーワー
  ドを見逃すまいといして。
: それは何となく分かる。
: だから全体がどういう映画か分かってからもう一度見ると正しく見られるというかね。
: そうね、最初はどうしても語り手の罠にはまって心を揺すぶられたりしてるからどーでもいいところに眼
  がいったり肝心なことを見落としてたりね。
: それはそれで映画を観る醍醐味ではあるんだけど。
: この映画の最大のネタバレって結婚そのものについて描いてるということだと思うんだけど、それはテレ
  ビのスポットで明かしちゃってるわよね。
: 僕はそれを見てなくてただ奥さんが失踪する話として見始めたんだけど。
: 最初はいわゆる犯罪ミステリーとしても見られるように作ってあるわね、街に浮浪者が多いとか。
: 後から分かるけれどもそういうことも別の意味で物語の反映になってる。
: これは要するに夫婦喧嘩がとんでもなく大きくなっちゃったってお話しよね。
: まあ、そうだね。
: どっちもどっちという気がするけれども。
: それぞれに共感し辛いキャラではあったなあ。
: そう?私はどちらの気持ちも痛いほど理解できたけど。
: あの奥さんはかなり屈折しているように見えたけど。
: これでもかというくらい自分の身体を痛めつけるわけだけど。
: あれは自分の書いたシナリオの必要に応じてというよりは根本的な自己破壊願望があるんじゃないか
  な?
: そうね、自分をモデルにした想像上の完璧な少女とどうしても比べてしまうというジレンマというかコン
  プレックスを抱えている。
: そういう鬱屈したものがその少女を創造した自分の母親に向かうのではなく自分の内面の方に侵食して
  くるというか。
: できない自分が悔しいから嫌いみたいなことね。
: なまじできるからこそ足らないところが逆に気になるんだろうね。
: 一番厄介なタイプよね。
: 常に高みを目指して背伸びをしてそんな自分を好いてくれる周囲を満たそうとしてさらに背伸びをする
  という悪循環。
: 泥沼のようなものね。
: そんな女にとっ捕まっちゃった男も不運だよね。
: それは・・・男が身の程も知らず無い物ねだりをするからいけないのよ。
: まあ、それは・・・
: 無理めの女を欲しがるって良くないわよ、自分の虚栄心を満たそうとして。
: バカのくせに?
: そう、で結局持て余しちゃって投げ出そうとするなんて最悪。
: 申し訳ないと思ってるよ。
: 今更遅いわよ、このロリコン野郎。
: ・・・・・・・・

: 報道というかパブリックイメージと実態とのギャップが面白かった。
: そうね、ワイドショーで会見するああいう姿がアメリカ人の好む良き夫婦像なんだなって思ったわ。
: 冷静に見ればあんな胡散臭いビジュアルってないんだけどね。
: 分かっていてもあれじゃなきゃダメなのよ、それくらい闇が深いってことじゃないかしら?
: 闇かあ。
: 何かとても死の匂いがするというか。
: 何か固定されたもの、例えば永遠とかそういうもの。
: ここもやっぱり無い物ねだりなんだね。
: そうかもしれない。
: デビット・フィンチャーの最新作としては?
: まあ最高に面白いよね。
: よくできている。
: 改めて見てみるとこれは初めから犯罪ミステリーのテイストではないんだよね。
: というと?
: つまりミステリーではなくホームドラマの手法で描かれてある、だから少し勘のいい人ならすぐにああ
  なるほどってことになる。
: たしかに「ドラゴンタトゥー」の時とは明らかに感触が違う。
: 猫がいつも何となく邪魔な場所にいて脇へ追いやられるとか刑事が常に飲み物のカップを持ってるとか
  小道具の使い方もどこかコミカルというかね。
: なるほど。
: ギャップといえばあの奥さんのうっすらとした変装も見ものだね。
: ちょっと太るくらいであんなにもキャラが違って見えるものかしらね。
: とても巧妙なんだけどその凡庸キャラが災いして悪党になめられて酷い目にあう。
: エイミー役のロザムンド・パイクは普通に賢そうに見えてこの役にぴったりね。
: そうだね、地味というか華やかでない感じ、実力はあるのに評価されないタイプというか。
: とても美人だと思うけど。
: 「アウトロー('12)」でも見ているはずなんだけどあまり印象がないんだよなあ。
: そう?かなり真面目な顔をしてコメディのできる人って思ったけど。
: へえ?この物語は考え付く限りで最も恐ろしい結末を迎えるわけだけど。
: そりゃそーでしょうとも、脛に傷持つものとしてはね。
: というかもっと普遍的に。
: まあそうね、夫婦や恋人同士では見にこないほうがいいかもね。
: 痛い目にあう。
: 見終わった君は元の君ではいられなくなる。
: ホビットか !!








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