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zoom RSS 亀の生活

<<   作成日時 : 2006/10/27 17:02   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

その亀の生活は、かなり単調だ。
一日のすべての時間を民家のベランダに置いてある1m四方のビニールでできた子供用プールの中で過ごす。ここにきた当初は、散歩のようなものに連れ出されもしたが、最近はとんとご無沙汰だ。疲れることは嫌いだから、ちょうどいいし、日がな寝て暮らすのは実に楽チンだ。ところで、亀吉は、ここではジェニファーと呼ばれている。そのこと自体に大した意味はなく、何かの手違いか、もしくは単に登記上の問題なのではないかと思っている。近頃の亀吉は、その源氏名にも慣れ、家族の呼びかけにもよく反応するようになった。名前を呼ばれた後には、餌にありつけることが多い。餌は煮干しがほとんどで、稀に小さな生魚が与えられる。亀吉(ジェニファー)の動きは実に俊敏で泳ぐ魚を捕らえるのも特に苦ではないが、煮干しなら家族の人に口元まで運んで貰えるから、これまた、とても楽チンなのだ。冬の到来間近、気温が下がってきた関係で、このところ亀吉は、ボンヤリしているしていることが多い。身体全体からパワーがゴッソリ抜け落ちていくのが分かる。加えて今朝の亀吉は、寝違えで背中が痛い。寝違えは、時に激痛を伴うものの、さしたる特効薬はなく、日が経つのを待つしかない。いつしか痛みは自覚もなく消えていき、次に痛くなるまでそのことを思い出すこともない。むしろ厄介なのは、たまに起こる甲羅の裏側(甲羅と身体の間)の痒みである。その時の亀吉の苦悶ぶりを、私はよう書き表すことができない。なぜなら、当たり前のことだが亀吉は、その痒みに直接触れることができない上に、その痒みには、科学的根拠が甚だ薄弱で、大半は亀吉の思い込みによるものだからである。実は、その痒みを解消する有効な手段があるにはある。対角線上にある前足と後足で同時に地面をキックし、スピンを繰り返し、激しく身体を回転させる。それをしばらく続けると痒みは、その遠心力で体外に排出される。これは、怪獣ガメラの飛来シーンのヒントにもなった、古代亀に特徴的な動きのひとつなのだが、現代亀の亀吉がそれを知るはずもなく、亀吉が痒みの苦難から逃れる術はただひとつに絞られる。つまり、簡単にいえば、痒いということを忘れればよいのであるが、それはそれで不眠症の人に寝れば治りますよ、とアドバイスするのに似て、にわかに嘘臭い禅問答じみてきてしまうのである。この、心に思うことを中断するという作業は、存外難しい。忙しくしていれば、余計なことを考えずに済むが、ちょっとした隙間に魔の手は忍び寄る。亀吉の痒みの原因は、退屈か、はたまたストレスか、どちらにしても爆弾を抱えたままの不安定なマインドは解消されない。
というわけで亀吉は、大抵のことは我慢するから、どうにか背中だけは痒くならないで欲しい、と戦々恐々の日々を送っているのである。

・・・・・

ツキまくる日ハムに対し、拙攻、拙守、迷采配の中日ドラゴンズ。凡戦駄敗、マスコミがお膳立てした噛ませ犬役にオメオメと甘んじるつもりなら、何もわざわざ、あんなに盛り上がっていたタイガースを押し退けてまでリーグ優勝することもなかったんじゃないか。

球場では野球を見たいものだ、どさ回りの三文芝居なんかじゃなく。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
タイトルだけ見て文章を読んだ自分を少し呪った。
HOBOけいすけ
2006/10/29 07:14
呪われた人達の身の置きどころはない、
と唄ったのは、泉谷しげるだったでしょうか?
ジャロがあるじゃろ
2006/10/30 15:06

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