e-x-m-s

アクセスカウンタ

zoom RSS ルドルフ・トーメ

<<   作成日時 : 2018/06/30 15:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0



画像




「1968年ー転換のとき:抵抗のアクチュアリティについて」
映画上映+フィルム・パフォーマンス:昨日からの別れー日本・ドイツ映画の転換期

赤坂・ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター、2018.06.02.sat.

14:00 「紅い太陽('70)」
    監督:ルドルフ・トーメ、脚本:マックス・ツィールマン 
    出演:マーカート・ボーム、ウシ・オバーマイヤー、シルビア・ケクレ、ガビー・ゴー、
       ディアナ・ケルナー、ヘンリー・ファン・ライク、ハルク・ボーム、ほか。

16:00 対談:ルドルフ・トーメ(映画監督)×渋谷哲也(ドイツ映画研究) 

18:00 「紅い部屋('10)」
    監督・脚本:ルドルフ・トーメ 
    出演: カタリーナ・ロレンツ、セイネブ・サレー、ペーター・クナーク、
       マックス・ワーグナー、ほか。
    (終演後:ルドルフ・トーメ監督によるQ&A)


: 初めて聞く名前だ。
: 普段ドイツ映画とか見ないしねえ?
: そうだね、いっとき日本でもブームのようになってその時は何本か好きな作品もあった。
: ふーん?
: 中でも、ヴィム・ヴェンダーズ「ベルリン・天使の詩 ('87)」、
  ヴェルナー・ヘルツォーク「フィッツカラルド('82)」、
  ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 「マリア・ブラウンの結婚('97)」、
  フォルカー・シュレンドルフ「ブリキの太鼓('79)」、なんかは見た人も多いんじゃないだろうか?
: それはブームで終わっちゃったのかしら?
: どうかな、そのあと僕自身も少し映画館から離れてしまったから知らなかっただけで、もしかしたら
  そのまま定着したのかもしれない。
: 今回、映画上映とその作家本人が来日しての対談とかあるみたいだから楽しみね。
: そうだね、観客の中に妙に分かったようなことをいう人が必ずいたりして。
: 本当に分かってるのかも?
: そうだね、きっと分かってるんだと思う。
: この2作を見比べて、どう?
: つまりね、こういう風に併映されてるからといってこの2作品を比べてみても意味はないってことだね。
: そうね、どちらがより好きだとかより良くできているとかあまり意味がないのかも。
: 好き嫌いでいうと圧倒的に「紅い太陽」の方が好きなんだけど。
: それは?
: まあ簡単にいえばヌーベルバーグっぽいというか。
: そこはもう、あからさまね。
: 今日的な目から見ればあの徹底した省略話法はやっぱり楽しい。
: ストーリーはとてもシンプルで、あるところに若い女の館みたいなものがあってそこの住人が男を館に
  連れてきては殺していくという。
: その動機については一切触れられない。
: 「そう決めたの」といわれてもねえ?
: まあ決めちゃったんだったら仕方ないかなってことかな?
: 恋愛禁止みたいな縛りがあるんだっけ?
: あったんじゃないかな?でも男女の場合はそうスンナリはいかないのでね。
: 彼女のツンデレが激しすぎて2人が恋仲であるってことが中盤まで良く分からなかったわ。
: そういう葛藤もほとんど描かれないし登場人物の行動を通して彼らの心理を探ろうという気にもさせな
  い感じというか。
: 物語が終わって何がどーだったのかは良く分からないんだけど、どーもこういう風にしかなり得なかった
  んだろうなってことは非常に納得できるわ。
: 物語に分岐点がないんだよね。
: まあ、だから、見ていてハラハラはしないわね。
: そうだね、選択肢のない直線構造だから。
: レトロだっていう感覚を除いても画面がおしゃれで格好いいわ。
: 最後の銃撃戦がどうも気になって。
: というと?
: いや、素敵過ぎて。
: そういえばトーク中に観客からの質問にもあったわね。
: そうなんだよ、あそこの描写は妙にくすぐるんだよ。
: トーメ氏がラストシーンはゴダールの「勝手にしやがれ('60)」だといっていたけど。
: 僕は湖畔ということもあって同じく「ウィークエンド('67)」を連想した。
: 登場する女性たちが全員チャーミング。
: 館の中での女性同士の緊張関係がヒリヒリしていてとても刺激的だったね。
: 今どきの言葉でいえばまあ、複数の女性がルームシェアをしてるんだけどその位置付けが駆け込み寺
  のようでもあり革命運動のアジトのようでもあり・・・
: なぜ彼女たちがあそこに集まったのか?



画像




: 「紅い部屋」はその発展形ということになるのかな?
: 本作では女性は2人に絞られているわね。
: 彼女たちはレズビアンなんだろうか?
: というよりはパンセクシャルといった方がしっくりくるんじゃないかしら?
: この物語は「男性の好きなスポーツ('64)」を下敷きにしているという指摘があったけれど。
: 確かに共通点は多いわね。
: このタイミングで見返してみると女性2人の関係がかなり意味深だね。
: 「なぜ2人なのか問題」。
: なぜ2人なんだろう?
: 1人より2人の方が画面がゴージャスな感じがするからじゃないかしら?
: ギャラが安いから雇い易いとか?
: 男性作家のハーレム願望の表れでしょ?
: 現場もその方が楽しいしね。
: ハワード・ホークスっていうとボギーにローレン・バコールを寝取られた可哀想な男というイメージな
  んだけど。
: ゴシップ好きなんだから。
: でまあ、そこの女性2人という点にヒントを得て本作が作られたとして、この2人はなぜ男性を必要と
  したのか?
: 自立する女性たちとハーレム願望という一見相反する要素が渾然となって良く分からないことに
  なっている。
: そういう意味では「紅い太陽」の方はとてもスッキリしているわね。
: ハーレムに迷い込んだ男が酷い目にあうという展開は最近では「ビガイルド('17)」とかが記憶に新
  しい。
: あの場合はそこに男性の混じることで女性たちの中に何かが覚醒する訳だけど、今回の場合は割と
  完結した間柄のように見えるわね、女性2人が。
: 最終的には3人はある種の共同体みたくなっていく。
: ここに登場する2人もとても美人さんね。
: この2作に共通するのは女優が全てモデル系美女だってことだね。
: とにかく好みが顕著で分かり易いわ。
: 女性の趣味が共有できると作品に馴染み易いね。
: しかも皆さん、薄着で出てくるし。
: そうなんだよ。
: 大きな声出さないでよ、恥づかしいわね。
: ただまあ、作品的には見る側に少し親切になった分通俗性が増したというか。
: そう?さっきもいったけどこの2作を引き比べても意味はないんじゃない?
: そうだけど。
: 監督自身も観客を楽しませることを第一に考えてるっていってたし。
: まあね。



画像




画像




: トークと質疑応答について。
: 楽しかったけどね。
: 質問すればよかったのに。
: そうなんだけどね、全体の流れを見ていてタイムリーな質問をしようと考えてるうちにどんどん機を
  失ってしまうというか。
: そういうことじゃなくて自分の気になったことを聞けばいいのよ。
: まあそうだけどね、結果的に恥をかかなくて良かったよ。
: そんなに恥づかしい質問を?
: いや、そうじゃなくて、ああいう場所にはどんな人がいるか分からないしね、素人がしゃしゃり出ても
  ね。
: それもそうね、ハイソな場所だし、バカ丸出しじゃね。
: 赤坂だしね。
: 何だか、寂しくなってきちゃったな。




画像









テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ルドルフ・トーメ e-x-m-s/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる