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<<   作成日時 : 2017/05/23 01:40   >>

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イオンシネマ新百合ヶ丘、2017.05.15.mon.21:25の回。

監督: ウディ・アレン
出演: ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、ほか。


: まあ、いつものウディ・アレンという風にもいえる訳だけど。
: そうね。
: でもやっぱりラストでしんみりしちゃうんだよなあ。
: 何かツボがあるのね?
: 最近映画を見てもラストシーンを覚えてないことが多くてね。
: えええ?
: 主人公が最終的にどうなったかも忘れてることが多くて。
: それって?
: どーなんだろうね。
: どーしようもないわね、もう。
: でもこの映画のラストシーンはきっといつまでも覚えてると思う。
: 全編に渡ってうるさいくらいにナレーションが入っているわね。
: 妙な心理描写とかに時間を割かずサクサクと説明してしまう。
: いっそ潔いというか、それがラストシーンで急に黙ることによって深い余韻を残す。
: 泣けたなあ。
: 泣けますでしょうとも。
: 諦めてるんだよ、人生って所詮こんなもんだって。でも、諦めても諦めてもこーいうもんだって分
  かっていても何だか切ないんだよ。
: で、泣けちゃうんだ。
: 泣かせるじゃないか。
: 男の人ってホント、幸せもんだわ。
: 棘のあるいい方するね。
: 人生が切ないからって女は泣かないわよ。
: そうなの?
: 泣かないわよ。
: そうなんだ。
: 私は生まれてこのかた悔し涙しか流したことがないわよ。
: 悲しいときにも泣かないんだ。
: 本当に悲しい時は涙とかでないものよ。
: うーん。
: でも、泣くとちょっと幸せになれる。
: カタルシスを得られる?
: まあ、そんなとこかな?
: 僕はそういうんじゃない涙を見たことがあるよ。
: カタルシスのない涙?
: 多分、まあ本人じゃないから分からないけど。
: どんな涙?
: 何だろう、若い女の子が夜中にテナント・ビルの地上階の階段のところにうずくまって文字通り号泣
  していた。
: へえ?
: 悲しいとか悔しいとか切ないとかじゃなくて、自分が壊れていくのが恐ろしくて泣いているように見
  えた。
: 恐怖の涙?
: 実際はどうだったんだろうね、もしかしたらお腹が痛かっただけなのかもしれない。
: お腹痛くて号泣?
: 分からない、ただあんな風に泣く人を初めて見たし、あんなに泣いてる人を見たのもそれが最初で最
  後かな?
: そんなに泣いてた?
: うん、叱られた幼児がお母さんに嫌われたと思って泣いてる感じに近かったかも。
: 自分の存在意義に関わる?
: そうだね、その一点において自分は世界と繋がってる訳だから。
: 存在の危機ね。
: 危機だね。
: さて、クリステン・スチュワート。
: ラブストーリーを演じるにはちょっとゴツいかな?
: ゴツい?
: 肩幅が広いというか。
: また肩幅?
: 何か気になるんだよ。
: なで肩がいいのね?
: そうだね、竹久夢二の絵に出てくるような女の人がいい。
: エマ・ストーンだって肩幅広いわよ。
: 彼女はいいんだよ、眼が大きいから。
: どんな理屈よ。
: 理屈じゃないんだよ、涙は。
: それもいうなら、飾りでしょうが。
: この映画を見たら軽く「ウディ・アレン祭り」になっちゃってね。
: で?
: 「教授のおかしな妄想殺人('15)」「マジック・イン・ムーンライト('14)」「タロットカード殺人
  事件('06)」「世界中がアイ・ラヴ・ユー('96)」などをDVDで見返した。
: 何か気づいたことは?
: 「教授のおかしな妄想殺人」で劇伴にジャズのライブ・アルバムを使っていたのは斬新だと思った。
  観客の歓声とか入ってるんだよ。
: へえ?あとは?
: 「世界中がアイ・ラヴ・ユー」のラスト近くウディ・アレンとゴールディ・ホーンがセーヌ川のほとりで
  踊るシーンは映画史的に見ても屈指の名シーンだと思った。
: そうなんだ。
: 「ラ・ラ・ランド('16)」に先駆けること20年てとこかな。
: 他には?
: やっぱり「世界中がアイ・ラヴ・ユー」に若き日のナタリー・ポートマンが出ていて眼を引いたね。群
  像劇の一員でそれほど大きな役ではないんだけれども主演俳優の後ろで好き勝手な演技をしてい
  るのがのびのびしていて可愛かった。
: さて本作に話を戻すと。
: 僕はお兄さんの扱いに、へえ?って思った。
: ギャングのお兄さんね。
: そう、バンバン人を殺すんだけど特にお咎めなしなのかな?と思っていたらきっちり落とし前つけて
  たね。
: 登場人物が全員自分に正直に生きているのが印象的だったわ。
: そうだね、小狡く策を弄する人が出てこなくて気持ちが良かった。
: もう少しひねった方が良かったのかしら?
: 僕はちょっと年齢を感じたな。
: 衰えたってこと?
: そうじゃなくてね、何かこう、駆け引きしたり嘘をついたりする時間が勿体ないっていうかね。
: もっとシンプルでいいじゃないかと。
: そう、どんなに真摯に生きたところで人は必ず行き違うし思ったようにはならない。
: それが、人生ってことね。
: 切ないんだよ。








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