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<<   作成日時 : 2017/03/12 20:29   >>

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イオンシネマみなとみらい、2017.03.02.thu.12:35の回。

監督: 石川慶
出演: 妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、ほか。


: 力作であることは間違いない。
: 巻頭から「力」入ってるなーって感じが伝わってくる。
: そしていきなり妻夫木くんのゲスっぷりが炸裂。
: もうあそこでいきなり頭クラクラするわね。
: 先が思いやられるというか。
: 見るんじゃなかった。
: もちろんいい意味で。
: 原作を読んでないから何ともいえないんだけど少なくとも映画はミステリーじゃないわよね。
: いわゆる犯人探しではないね。
: 物語には「信用のおけない語り手」ものというジャンルがあるんだけどこのドラマでは登場人物の
  誰の語りも信用できない。
: 要はみんな嘘つきか妄想に取り憑かれてるか、とにかく得体が知れないから物語の終わり近くに発言
  したからといってその人のことを無条件に信用するわけにはないかない。
: まさに「藪の中」ね。
: ただしそれぞれの語るストーリーには切実なリアリティがある。
: 日本は格差社会なのではなく「階級社会」なのであるといい切ってしまう。
: まあ思い当たらないでもない。あるものはそこに甘んじあるものはステップアップしようとして足掻く。
: スクールカーストという言葉があるわね。
: 僕は常に「下層階級」にいたように思う。
: 天然というかそういうことには無頓着な村田沙耶香さんいうところの「幸せさん」ではなかったの?
: そういう側面もなくはなかったけれどクラスの中に少数の「イケてるグループ」というのがあるというこ
  とは小学校の頃から薄々意識していたと思う。
: ふーん?
: 運動部の花形選手とか勉強できるやつとかはそういうグループに入ることができる。
: まあね。
: 例えば運動会のクラスのリレー選手を選抜するときにでも暗黙の了解でそういうグループから選ばれてい
  くのが習わしみたいになっていた。ところがある年の担任が何を思ったのかクラス内で選考会を開くとい
  い出して全員の短距離走のタイムを測ることになった。
: で?
: 常に枠外だった僕がいいタイムを出してしまったので「イケてるグループ」の中の一人が落選してし
  まった。
: 気まずいわね。
: 気まずいなんてもんじゃないよ、先生は立場上僕を褒めてくれたけどクラスのみんなはドッチラケさ。
: あー、やだやだ。
: これはいい思い出だと思うんだけど、小学校を卒業するときに各階級のグループ仲間で遊園地とかに遊
  びにいくということが通例化していて僕はどこからも誘われないだろうと分かってたんだけれどもなぜ
  かクラスの中でも一番「イケてる」グループからお声がかかった。
: それはなぜ?
: 未だに理由がわからない、もしかしたらそのグループの誰かが直前に病欠したのかも知れない。
: でどうだった?
: 僕はもう有頂天さ、嬉しくて。ところが・・・
: ところが?
: その遊びにいく前日の夜、鏡を見ているときに生まれて初めて自分の頭に禿げのあることに気付いた。
: 禿げ?
: 厳密には禿げじゃなくて傷だったんだけど。
: どういうこと?
: とても幼い頃、部屋で暴れていたときにテレビ台の尖った角で頭をぶつけたことがあってその時の傷痕
  からは毛が生えてこなくて禿げみたいになっていて本当に迂闊なんだけど僕はそのことをその夜まで
  全く知らなかった。
: ふーん、別に大したことじゃないわね。
: とんでもない、小学生の僕にとっちゃ一大事さ。
: そうなんだ、で?
: これは罰が当たったんだと思った、望外のグループから誘いを受けて有頂天になっていた罰だって。
: で、どうしたのよ。
: 結局、当日はそれがバレないように一日中野球帽をかぶって過ごした。
: ふーん?でも他のクラスメートはそんなこととっくに知ってたんじゃないの?
: 多分ね、今から思えばそういうことだったと思う。
: 痛い子だったのね。
: 僕の過去は数々の黒歴史の積み重ねなんだ。
: ハハハ、まあそういわずに、誰だって似たようなもんよ。
: そうかなあ?でなんだっけ?話が逸れたけど。
: だから日本は何気に「階級社会」だってこと。
: ああそうだ、でまあ惨殺された一家はそのかなり上の方に位置する家族なわけだ。
: そこの家族だけを切り取って見ると何の問題もない理想の家族なんだけど、美男美女で頭良くて子供
  も可愛くて。
: ただそのピラミッドの頂点の下方には累々たる屍が折り重なっている。
: つまりその夫婦は下々の者たちを踏みつけてきた結果、最終的に出会った理想の二人だったってことね。
: そう、だから、どこでどんな恨みを買っていたとしても不思議ではないというかね。
: うーん。
: ただ僕はその夫婦が特に酷い人たちだとは思えなくてね。
: 酷いわよー。
: いや、だって人はそれぞれ最善の選択をする権利を持っているわけでしょ?
: そりゃそうだけど。
: 人生の中ではその瞬間瞬間で優先順位をはっきりさせないと先へ進めない場面が必ずあると思う。
: だからといって人を踏みつけにしていいということにはならない。
: でも他に選択肢がないんだったら仕方ないけどそうでなければ・・・螢だってより甘い水の方へ飛ん
  でいくわけだし。
: 人間は螢じゃない。
: そりゃ確かにお尻が光ったりはしないけど。
: そういう問題じゃなくて !!
: でもそういう見解からするとこの惨殺事件は自業自得というか溜飲の下がる結果なのかな?
: 本当にそうなのかしら?この物語は事件の真犯人もその動機も全然明らかにしていないと思う。
: そうだね、この事件は一面こういう見方もできますよ、くらいの塩梅だね。
: そうなのよ、お腹の子の父親が誰かなんて誰にも分からないわよ。
: そのお腹の・・・
: 悪かったわね、ただの下半身デブで。
: 監督の手腕としてはどうなのかな?
: これ一作では何とも判断しかねるわねー。
; 音楽の使い方がちょっと垢抜けない印象だったかな?
: ちょっと大仰かもね。
: それにしても相変わらず妻夫木くんは素晴らしい。
: 頑張ってる、頭が下がるわあ。
: 頭が下がるとお尻が上がる。
: だから、光ってないってば。










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