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<<   作成日時 : 2017/02/12 23:13   >>

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イオンシネマ茅ヶ崎、2017.01.27.fri.12:45の回。

監督: マーティン・スコセッシ
出演: アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、
    浅野忠信、ほか。


: これくらいのレベルの作品になると映画の作りについてとやかくいっても始まらない。
: 何か文句をつけてもすぐに反論されて「ごめんなさい」みたいなことになるわね。
: そうなんだよ「すみません、分かってませんでした」て謝っちゃう。
: ほぼ完璧といっていいんじゃないかしら?
: ただ見ていて途中、とてもモヤモヤしたのは事実だけどね。
: というと?
: だって僕はキリスト教のこと何も知らないんだもん。
: 確かに。
: フェレイラとロドリゴの問答で日本にはキリスト教は根付かないみたいな話になるでしょ?
: うん。
: 今現在キリスト教が日本においてどんな位置にあるのかすらイマイチよく分からない。
: まあねえ、世界的にはどうなのかしら?
: ていうと?
: 神の沈黙ということについて、神様が世界を良くするなんてもう誰も思ってないんじゃないかな?
: どうなんだろう?確かに欧米でも「アダムとイブ」レベルの宗教を信じてる人って少ないんじゃない
  かなあ?
: よく分からないわねえ。
: でね、その時は原作を読んでなかったからこれがどのくらいそこに忠実なのかも分からなかったし。
: あと篠田正浩監督の映画化もあるわね。
: そうだね、一応原作者の遠藤周作がシナリオや台詞に関与してるからいわゆる「お墨付き版」とし
  て見たんだけれども。
: どういう順番?
: まず篠田版「沈黙SILENCE('71)」を見てそのあとこれを見て、で原作を読んだ。
: 今回の映画化はほとんど原作通りね。
: ここまで完璧の再現できていることにただ驚くばかりだね。
: しかもエンタメ性が高い。
: もう何というか、この原作でこんなに娯楽性の高い作品になるかね。
: しかも原作の精神は全く損なわれていない。
: ただこれ純粋に外国映画としてみると「地獄の黙示録('79)」なんだよね。
: そうね、二人の宣教師のことを「小さな軍隊」だみたいなこというシーンがあったわね。
: そうなんだよ、失踪した上官を探索して秘境に踏み入っていくとどんどんおぞましい世界にのめり込ん
  でいってしまう。
: まさにホラーね、フェレイラのカーツ大佐感は丹波哲郎の方が上ね。
: まあね、リーアム・ニーソンの方は良識派というか少なくとも会話は成り立つ。
: 丹波哲郎は問答無用だもんね。
: まさにマーロン・ブランド。
: これ、外人監督がよくここまで違和感のない時代劇を撮れたなあって驚きがあるでしょ?でもそもそ
  もということでいえば日本人がよくこんなキリスト教小説を書けてなってことじゃない?
: スコセッシは若い頃カソリックの司祭を目指していたほどの人だからその人の琴線に触れる作品を書け
  たこと自体が画期的だともいえる。
: 原作を読んでモヤモヤは晴れた?
: そうだね、原作の方が主人公ロドリゴの心の動きがより分かるから納得度が高いね。
: 映画版では前半部での宣教師ロドリゴの若さゆえの慢心みたいなことはあまり強調されていないわね。
: 小説の方はそこを丁寧に描いてあるので余計にその後の挫折が際立つ仕組みになっている。
: 「挫折」なのかなあ?
: 確かにね、そこは一概にそうはいい切れないかもしれない。
: 世界には沢山の宗教があるけれどもその一つ一つの違いがよく分からないわね。劇中、日本の切支丹
  は神デウスではなく大日(太陽)を崇めているっていう件があるでしょ?
: うん。
: でもその違いにそれほどの意味があるのかしら?
: うーん、そこは僕も不勉強だし本当によく分からないね。
: 基本的に宗教の役割って救済でしょ?
: まあね。
: 違いがあるとすればその「救済」が生きているうちにあるのか死んでからなのかってことくらいじゃ
  ない?
: まあねえ、ただ死後に救済されるっていう教えだったとしてもそのことによって現世を我慢して生きて
  いく力になるのだったらそれは生きているうちに「救済」されたことと変わりはないんじゃないかな?
: そうかあ、するとますますそれぞれの宗教に違いが分からなくなってしまう。
: つまりは方法論に違いに過ぎないってことじゃないの?
: なるほど。
: ただ僕がこの映画を見て思ったのは真の信仰というのはどの宗教のどの会派に所属してということとは
  関わりなく心の持ち方なのかなってことだね。
: 「救済」のためにどこまで自己犠牲を払えるか?
: 目の前にいる人たちを救うためにそれまでの自分の信念を曲げてしまったとしてもそれは信仰そのものを
  捨てたことにはならないと。
: むしろどれだけ今まで信じてきた自分を捨てられるか?を問われている。
: 主人公のロドリゴは追い詰められればられるほどキリストを身近に感じることができた。
: 神ではなくキリストを。
: うーん?
: これは宗教に限らないと思うわ。
: ・・・・・
: 愛のあり方について。
: 自分の一番大切なものを差し出すことができるかどうか。
: その通り。
: 厳しいなあ。
: キチジローについては?
: 僕はあまり共感できなかった。
: というのは?
: 弱き者の代表というか、彼は何度転んでも信仰は捨てないわけでしょ?
: 逆に強い?
: キチジローに共感するってことは自分の中の弱さを肯定することに繋がるから嫌なのかもしれない。
: でも人ってそれほど強くはなれないものよ。
: だからこそ嫌なんじゃないかな?自分自身はキチジローなんかよりももっと弱くてずるいと思うから。
: そうねえ?
: それと、ただの自己完結といわれようとも殉教する潔さに憧れるというのもあるし。
: 分からないでもないけど。
: 気になった俳優は?
: やっぱ窪塚くんかな?あの目ね、人懐っこくてどこか崇高な感じ。
: 僕はもう少し卑近なイメージなんだけどなあ。
: 浅野忠信も良かったわ。
: 彼は本当にいいね、感心した。
: 元々あの役はケン渡辺だったらしいわね。
: 浅野忠信の方が数段いいと思うけどなあ。
: 外国人俳優も本当に一流どころが出ていてとても豪華な気がしたわ。
: 映像が綺麗だとか音響がいいとか今更いっても始まらない気がするね。
: 当たり前のようにクリアしてくるから。
: レベル高いからなあ。
: 海のシーンがやたら綺麗でさ。
: 靄ががっていて幻想的ね。
: そもそもは日本映画へのオマージュだっていうんだけどアン・リーの使ったスタジオで撮影したという
  ことだしやっぱり「ライフ・オブ・パイ('12)」を連想するね。
: そういえば小松菜奈ちゃんは?
: 僕はてっきりロドリゴと彼女が結婚するものと思っていたから。
: 篠田正浩版ね?
: そうなんだよ、最初はあれが原作通りだと思っていたからさあ。
: あれはもうスピンオフといいったら大袈裟だけれども改変が著しいわ。
: もう一つの「沈黙」といった感じだね。
: よく原作者とぶつからなかったわよね。
: 僕は遠藤周作が悪乗りして面白がってるとしか思えなかったけどね。
: で結局小松菜奈ちゃんは、簀巻きにされて海に沈められてしまう。
: あえない最期を遂げる。
: 生まれた時代が悪かったのよね?








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